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2013/05/25

残しておきたいさとことば 番付表

これは平成15年に、当時の中之口村公民館の主催で、発行したものです。

東:横綱から大関・関脇・・・
なじらの・ごっつおらったれ・おおきに・ごなごなした・かくせつ・・・

西
じょんのび・だっくらした・やすまっしゃれ・よっぱら・だてこき・・・

私でも意味不明なのは、「かくせつ」です。「お楽しみ会」のことであるとしています。
また「おおきに」は「ありがとうね」の意味だとしているが、関西方面の「おおきに」と同じですよね~

他には、
ど・かくし・あめる・はらくち・だりこっぺ・・・など全96を番付表仕立てで収集。

本来の意味と違うのは、「やま」「やめる」
「つぁつぁは、やまに行ったれ」=「父は田んぼ(畑)に行きましたよ」
「きんのから、肩がやめて困るて」=「昨日から肩が痛くて困ります」

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コメント

輝ジィ~ジさま、こんばんは。

新潟県人でも「かくせつ」は知りませんでした。
「はんばきぬぎ」は知っていますが・・・
「やま」は死語になりつつあるように思います。

投稿: もうぞう | 2013/05/28 19:40

もうぞうさま
似非?新潟人の小生、かくせつ、と やま は
聴いたことも無かった?全く知りませんでした。
やめる(病める)は標準語各地で現在も・・・

投稿: 輝ジィ~ジ | 2013/05/28 19:35

玉井人ひろたさま、おはようございます。

いや~
詳しく解説していただき、大変参考になりました。
ありがとうございます。
このような言葉は、その地方によって独特のイントネーションがあるますので、聴覚にも訴えたいところですね。

投稿: もうぞう | 2013/05/27 05:29

ルレクチエ屋さま、おはようございます。

でもなんで田畑のことを「やま」と表現したのか?
不思議です。

投稿: もうぞう | 2013/05/27 05:26

エンドウマメさま、おはようございます。

「はらくち」十両にランクインしていますよ。
「はらくっちぇ」も同義に使います。

投稿: もうぞう | 2013/05/27 05:22

tuba姐さま、おはようございます。

「登る方の山られ」とか・・・

投稿: もうぞう | 2013/05/27 05:20

①「つぁつぁは、やまに行ったれ」=「父は田んぼ(畑)に行きましたよ」

↑福島県の私の地域に住み、数年前100歳近くで亡くなった親戚のおばあちゃんが自分の父親のことを呼ぶとき「ちゃっちゃ」と言っていました。最初、私には意味不明でした。何か語源が同じなのかもしれません。
田畑のことを「やま」というのはこちらも同じです。関東圏でも千葉、静岡、神奈川、群馬などでも同じ意味で使っている地域があるようです。つまり「やま」は古い標準語になるのかもしれません。

②「きんのから、肩がやめて困るて」=「昨日から肩が痛くて困ります」

↑だと福島県の場合「昨日=きんにょ」になりますので、どちらも「きのう」という言葉が転訛したようですね。
「やめる」は広辞苑に「やめる=病める・痛める」と出ていますので、東京などでは使うことが少なくなっただけで、本来は標準語のようです。

「よっぱら」は福島県でも同じく使います。

「はらくち」は福島の場合「はらくっちぇ(腹くっちぇ)」となります。
これも腹という言葉に標準語の満腹を意味する「くちい」が合わさったもので、厳密に言えば方言では無く、標準語の「腹くちい」が訛っただけですね。

長々と書いてしまいました。

投稿: 玉井人ひろた | 2013/05/26 22:29

本当に山に行った時には、「山、登りに行ったれ〜」と成るのでは?

投稿: ル レクチエ屋 | 2013/05/26 20:48

ボクが好きなのは「はらくち」です。 小さな頃にバァちゃんが
よく「はらくち、らてば」って(笑)お腹をさすってましたねぇ。

投稿: エンドウマメ | 2013/05/25 21:59

>「つぁつぁは、やまに行ったれ」=「父は田んぼ(畑)に行きましたよ」

面白い!

で、本当に山に行ったら・・・
なんて言うのかなぁ?

投稿: tuba姐 | 2013/05/25 21:42

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