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2011/11/13

作り手のない田んぼ

農家は自分の田んぼで稲作をしているが、それだけでは収入が上がらないので、離農した農家やいわゆる地主から田んぼを借りうけてコメを作っている場合が多い。

そうやってせっかく集めて大規模化しても、後継者がいないのだ。

やがて・・・

借りていた田んぼを返す。また自分が作っていた田んぼさえ誰かに作ってもらわなければならないことになる。
以前ならまたすぐに新しい借り手が見つかったのだが、最近は借り手がないのだと言う。

すると・・・

作り手のない田んぼがあちこちに出現する。

手入れをしなければ、草ぼうぼうになり、辺りの農家は大変迷惑する。
それなのに土地改良費はしっかり取られるらしい?
これじゃ地主も踏んだり蹴ったりだ。

一部地域では、大規模圃場にしたり法人化したりして対応しているんですが、なかなか思惑通りには行かないようです。
そしてさらなる不安材料がTPPです ・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

 

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コメント

山口ももりさま、こんばんは。
農家の平均年齢は、60歳を出ていると思います。
真剣に考えていかないと・・・
大変なことになりますね。
もっとも国や政府の考えることは、その場しのぎ。
それならいっそ自然淘汰に任せた方が良いのではってね。

投稿: もうぞう | 2011/11/16 19:16

ヨーロッパが好きで何度か旅行していますが、確かに農業への国の取り組みは現実の田畑の風景に反映されているように見うけます。スペインからフランスへ入った途端に見違えるように農地がきれいになります。国民性もあるんでしょうが・・・日本の旅では農村が荒れていると強く感じます。先祖代々営々と創り上げた良田をつぶして宅地や道路やパチンコ屋にして、山間の小さな手間ばかりかかる土地を老人達がお守しているというのでは、先が思いやられます。

投稿: 山口ももり | 2011/11/16 09:16

輝ジィ~ジさま、こんばんは。
自分で提起したのになんですが、難しすぎます。
たしかに40%はカロリーベースです。
金額ベースなら大きく違ってくるはずですね。

投稿: もうぞう | 2011/11/15 18:56

もうぞうさま
特に中山間地農業の将来は、全く無いと思えますね。
そのうち、棚田もダムの役目も出来なくなるでしょう。
少子高齢化の流れは止められませんが、なぜ後継者が
育たなかったのでしょう。?
周辺ではかなりの財を成している農家も有ります。
TPPの参加賛成、反対は兎も角、反対するだけでは
何ら解決せず日本農業は衰退の道を辿ります。
反対するだけでなく、代案とか要望を出すべきではないでしょうか?
自給率の問題も40%云々は、カロリーベースの話ですから
全体的生産量とか、他の尺度で見る必要があるのでは?


投稿: 輝ジィ~ジ | 2011/11/15 16:28

玉井人ひろたさま、こんばんは。
TPPに参加しようがしまいが、このままでは農家は後継者不足になり、輸入を増やさなければ食料不足になるのではって思います。
フランスは農業も盛んですが、けっして大規模ではないと認識しています。
日本だって方法があるはずです。
これ以上農産物自給率を下げないように真剣に検討して欲しいものです。

貿易収支の問題なら、アメリカなどから農産物などを大量に輸入したって、金額的には知れています。
民間旅客機1機または戦闘機でも余計に買えばすむことだと思うのです。
やっぱり他にも問題があるのでしょうね~

投稿: もうぞう | 2011/11/14 16:31

TPP参加賛成派の方の話に出てくる「農家の販売競争力」、これが保護されている現状では、必ず将来は破たんするというものがあります。
その販売力のなさをカバーするのがJAだったのですが、そこの職員がサラリーマン化、金融機関化、してしまった以上、TPP賛成派の意見も一理ありです。

どうなるか判りませんが、「農家が自分の分だけ作り、作物を売らなくなる」=「食料が外国の相場に左右される」という、形はちょっと違いますが終戦直後の様な「食い物を持つ農家だけが生き残る状態」になったら、世の中どうなるのでしょうかね。

今回のは不明です。

ただ、政財界からの「TPP参加しろ」の意見を出した方の中に、今話題の読売のドン(なべつね氏)も一枚加わっていることは間違いないと思います

投稿: 玉井人ひろた | 2011/11/14 11:23

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